これから5回にわたってADE2017のイベント・レポートをお届けします。
今回はDay1(10/18)で、5日間にわたるイベント尽くしの幕開け。20時間近いフライトを経てアムステルダムに到着したのも同日(13:30すぎ)だったので、[su_highlight]決して若いと言えない肉体にはすでに過酷な状況(とりあえず8時間ぐらい寝たいというw)[/su_highlight]ではありましたが笑
そして、最初のイベント#POPUPのスタート(18:00)から行って、最後のイベントIn Trance We Trust ADE Festivalの終わり(6:00)まで活動時間はおよそ12時間ほど笑
*「ADEとは何ぞや?」という人は以下の記事をどうぞ。
ADE Day1スタート!
Richie Hawtin and Loveland Pres. #POPUP
夕方のホテルで少しのんびりしてから、まずは「Richie Hawtin and Loveland Pres. #POPUP」へ。こちらは記念すべき[su_highlight]ADE2017のFestival Eventsの第一発目[/su_highlight]とのこと。
去年(2016年)の11月は、Richie主催のEnter.Sakeで来日してトークショーもageHaのイベントも行ったっけ、、、とか思いだしながら会場のNieuwmarkt(ニーウマルクト広場)に到着。
スタート時間(18:00)ちょっと前ぐらいのタイミング。ヨーロッパらしくまだまだ明るい。
いつものようにRichieがトリッキーなエフェクト満載のプレイし始めるとあっという間に広場がパンパンに。
で、↓こんなすごいことになってたらしい笑
Nieuwmarktは普段は食品や古着、花などの「出店」が集まる、文字通りマーケットスペースとのこと。そのためか、DJブースの目の前には花壇があって、それがとても新鮮。
*この時のRichieのプレイは↓Facebook Liveで配信されていて今でも見られるので、ぜひチェックしてみてください!
Rush Hour ADE ’17 – insures – Nina Kraviz
Richieのプレイがまだまだ続く19:00過ぎ、惜しみながらも多すぎる人をかき分けながら「Rush Hour ADE ’17 – insures – Nina Kraviz」のために移動。Rush Hourはレコードショップで、こちらはいわゆるインストアイベント。
到着してすぐこれ。 入場規制がかかっており、外でしばらくDeniroのプレイを音漏れで楽しむしかなく苦笑
で、待つこと数十分。ようやく中に入ってみる。
動画をみていただければわかるかと思いますが、爆音にみんな爆踊りでみんな汗だく笑 てかもはやレコードショップじゃなくて、何か体育館みたいな空気になってるし。
日本のインストアイベントとはえらい違い。 [su_highlight]「整理券が・・・」「消防法が・・・」「近隣に騒音で迷惑が・・・」とか関係なし。[/su_highlight]
てかこの人達、この後も余裕でオールナイトのイベントいくんだろーな笑
その後Ninaがブースにイン。 いつものようにACIDでHardめなTechnoで攻めていましたが、この日はノーCDJ・ヴァイナルオンリー。
こちらの棚のレコードは、Ninaのレーベル「трип(トリップと読む)」のADE Samplerのヴァイナルのプロモーションでもあったので、全部それらで占められていた模様。
[su_highlight]まぁこの状況で買うことはほぼ無理だと思いますが笑[/su_highlight]*後日棚に並んでいるピンク色のヴァイナルをゲット。
「Rush Hour ADE ’17 – insures -」は別の日時でも開催されており、Kenny Dope、Little Louie Vega、Kerri Chandler、Gilles Peterson等、[su_highlight]古くからHouse Musicを愛してきた人(今はなき初期の西麻布のYellowに通っていたような人)にはたまらない名前[/su_highlight]が並んでいた。
Pan-Pot presents Second State
夕食を食べてから、いよいよオールナイトイベント。ここからが本番。
まずは「Pan-Pot presents Second State」へ。 Tranceも好きな僕は、裏の「In Trance We Trust ADE Festival」も行くのだけれど、どちらを先か後かにするか迷ったけ挙句、こちらを先に。
今回はPan-Potを中心に、今や飛ぶ鳥落とす勢いで今回のお目当てのAmelie Lens、またMichael Klein、Joey DanielやベテランのNick Curleyらが登場。Technoでもまさに今が旬な人が集まった感じ。
会場のDe Marktkantineは、2フロア構成(Main roomとMiddle room)でどちらもアンダーグラウンドな空気を漂わせつつも広い空間が印象的。出音もTechnoの持ち味の図太い音が活かされて、すごいいい感じ。
メインフロアでは0時過ぎぐらいには結構混んできたかな。 Michael Kleinがディープなところからアグレッシヴに流れを作り、ものすごく素晴らしいプレイをしていた。
そして、お目当てのAmelie Lensが登場。 ちょうど今年の夏のAwakenings(オランダ屈指のTechnoフェス)に出演していたAmelieのDJをYoutubeで見て、一瞬で目を奪われた。
Amelieがブースに立つと空気も変わった。
AmelieのプレイはACIDで疾走感が特徴。 一方でロングセット(8hセット!)も時折やっていて、Deepなところからも攻められるスキルも兼ね備えている。
今年はTOMMORROWLANDにも出演し、年始のAwakeningsではクロージングをつとめるが、これからさらにビッグネームになって近くで見ることはできなくなっていくだろう。そういう意味で、このタイミングでプレイを見られて満足。
Amelieの真裏だったMiddle roomのNick Curlyのプレイも、Main roomとは違う音といい雰囲気のフロアで良かった。
In Trance We Trust ADE Festival
Second StateのPan-Potのプレイ(しかもロングセット!リベンジしたい!!)が始まる前に泣く泣く移動。
In Trance We Trust ADE Festivalが開催されているWesterUnieへ。
初の本場オランダのTranceイベントを体験ということで心躍る!
着いた時にメインフロアでは大好きなTech TranceのDJ、Jordan Suckleyがプレイ中だった。
Jordanの他にも[su_highlight]Sean TyasとDarren PorterのB2BやAdam Ellis、セカンドフロア(Black Hole Recording)ではALEX M.O.R.P.Hや2016年のFSOE Taiwanや来日時にちょっと絡みがあったRAMなど、3時過ぎというタイミングでも豪華な顔ぶれ[/su_highlight](というかプレイ終わった有名DJも、ふつうにそのへんにいる笑)。 ここで日本から来ているTrance好きな友達とも合流したので、話し込んだり踊ったり、フロアで(多分熱心な現地の)Tranceファンとからんだり。
そして感じたこと。 会場が「温かい雰囲気」に包まれている。
よくTrance好きな仲間のことをTrance Familyというが、この雰囲気が由来した言葉なのではないかと思う。Tranceは、正直今流行りの音というわけでもないし、巨大化しているわけでものいし、カッティングエッヂさが際立つジャンルでもない。
でもDJもお客さんもTranceという音楽を通じて出会い、国籍も身分も人種も性別も分け隔てなく共存し、皆その瞬間と時間そしてTrance Familyを愛しているのだ。
もちろん他のジャンルも見て、ダンスミュージックはどのジャンルも幸せな空気があるけれど、[su_highlight]Tranceは特にその「温かさ」が際立つじゃんるなのではないだろうか。[/su_highlight]
イベントは7時過ぎまでだったが、そんなことを思いながら6時過ぎに会場を後にした。
いやー、、、本当に疲れた笑
アーカイブ
デジタルフライヤー
[Techno]Richie Hawtin and Loveland Pres. #POPUP | Official ADE Opening (free charge)
18:00 ~ 20:00@Nieuwmarkt
[Techno]Rush Hour ADE ’17 – insures – Nina Kraviz(free charge)
19:00 ~ 21:00@Rush Hour Store
[Techno]Pan-Pot presents Second State
23:00 ~ 7:00@De Marktkantine
[Trance]In Trance We Trust ADE Festival
21:00 ~ 7:00@WesterUnie
本日のルート(クラブ・マップ)
補足情報
#POPUPとRush Hourは入場無料のイベント。 Second StateとIn Trance We Trustのチケット代はそれぞれ19,10€(1st release)、€30.05(TicketSwap:転売サイト)。