今年の開催は10月18日(水)〜22日(日)の合計5日間。睡眠時間を削りまくって活動して最後はフラフラだったけど、終わってみれば「最&高!」の一言ですわね笑
というわけで、2017年のADEのイベントをDay1〜Day5に分けてリポートしていこうと思いますが、今回はその前に「ADEとは何か?」「どんなところでやってるのか?」というのがざっくりとわかるイントロ記事をお届けします。
*なお、イベント・リポートとは別に「今度は自分もADEに参加したい!」と思ってくれた人に、事前に知っておいたほうが良い情報(フライトの取り方、イベントの選び方、滞在で気をつけたいこと等)を、別記事でしっかりまとめたいと思います。
少しでも役に立ってくれたらいいなと。
ADEって何?
まずADEを知らない人に簡単に解説を。
ADE(Amsterdam Dance Event:アムステルダムダンスイベント)は、オランダのアムステルダムで毎年10月に行われている世界屈指のダンスミュージック・フェスティバル。
アムステルダムの街の至る所に、黄色のフラッグやイベントポスターが設置され、各クラブやイベント施設では昼夜問わずダンスミュージックが鳴り続けます。
またイベントのみならず、カンファレンスやビジネスミーティングも頻繁に行われています。
ADEの歴史は非常に長く、規模も非常に大きいです。
[su_highlight]2017年は開催22回目、参加者は395,000人(90ヶ国以上)、出演DJ/アーティスト数は2,502名、開催イベント数は499件[/su_highlight]で過去最高でした。巨大フェスと言えば、TOMORROWLANDやEDCを連想する人も多いかと思いますが、その2つのような一目でわかる巨大感はないものの、ADEはその2つに負けず劣らずと言えます。
何よりもADEはアムステルダムという街に非常に溶け込んでいます。
つまり、[su_highlight]アムステルダムで生活する人たちにとってダンスミュージックはとても身近で(他と優劣をつけるようなことのない)存在感を放っていると言えるでしょう。[/su_highlight]
実際に行ってみると、オランダは早くからダンスミュージックをカルチャーとしてもビジネスとしても非常に重要視し、長い年月をかけて育ててきたことを実感するかと思います。
*2016年のADEのオフィシャル・アフタームーヴィー 「Amsterdam Dance Event (ADE) presents: PERSPECTIVE」
ADEにはどんなイベントがあるの?
ADEではイベントをConference(DJ/アーティストや音楽関係者のトークショーやワークショップ、機材の展示会、ビジネスミーティングの場など)とFestival(いわゆるクラブイベント)にカテゴライズしています。
ConferenceではDJ/アーティスト、ビジネス(イベント、レーベルなど)、テクノロジーの3つの切り口でのコンテンツが用意されていました。
僕はDJ/アーティストにカテゴライズされるですが、Laidback Luke、Oliver HeldensやNina Kravizのトークショー、Joris VoornやJay Hardwayのワークショップを検討しました。
また僕にはかつては同じDJも仲間で、今は日本のアーティスト・プロダクションでダンスミュージックをビジネスとして関わっている友だちがいるのですが、その人はレーベル・マネージャーを始め音楽関係者とビジネスミーティングに明け暮れていました。
Festivalでは、まずいわゆる「世界的に有名で人気イベントのADE特別版」が勢揃いします。
(ホントに一部だけれど)ざっと挙げると、
Techno/House
Trance
EDM
といったところでしょうか。
その一方で2016年から始まったTokyo Dance Music Event(TDME)によるKODOでは日本人DJのみがプレイしていたり、UKのドメスティックなイベントも開催されていました。
他にも朝の9時からスタートするM.A.N.D.Y.プレゼンツのDeep House Yoga ADE specialというものも。
ジャンルもTechno、House、Trance、EDM、Psy、Hip-Hopまでカバーしており、[su_highlight]様々なカラーのイベントがありますので、イベントを選ぶのに困るということはほぼないかと思います。[/su_highlight]
*全イベントはADEオフィシャルサイトのFestival Eventsのページで確認できます。
今回僕が行ったイベントは?
僕は再びTechno/Houseが自分の熱くなれるジャンルとなったので、スケジュールのほとんどはTechno/Houseの名門フェスティバル・イベントになりました。
一方でここ数年は聴くのも出演イベントもTranceが多かったので、Tranceの名門イベントも。昼間は3日間ほどConferenceのスケジュールを入れました。
Day1(10/18)
- [Techno]Richie Hawtin and Loveland Pres. #POPUP | Official ADE Opening (free charge)
- [Techno]Rush Hour ADE ’17 – insures – Nina Kraviz(free charge)
- [Trance]In Trance We Trust Festival
- [Techno]Pan-Pot presents Second State
Day2(10/19)
Day3(10/20)
- [Conference]Studio XL: Oliver Heldens
- [Conference]The Evolution of My Sound: Nina Kraviz
- [Techno]Awakenings x Paul Kalkbrenner presents Back to the Future
- [Techno]DGTL x Paradise Records
Day4(10/21)
- [Techno]Dockyard Daytime Festival ADE 2017
- [Trance]Quest4Trance & Solarstone presents Pure Trance ADE 2017
Day5(10/22)
上記のほか、Conferenceが開催されていた会場のDe Brakke Grondでは「DJ SOUNDS」の公開収録イベントもやっており、Wally Lopez[Techno/House]やFerry Corsten[Trance]のプレイも拝むことが出来ました。
なお、別記事で詳細書きますが、[su_highlight]ADEのほぼすべてのイベントはチケットを事前に購入しないと入場することができません[/su_highlight]。
人気イベントは、チケットが開催前にソールドアウトしていることも珍しくなく、日本のクラブに行く時のように気分で決めることはかなり難しいので、[su_highlight]参加するイベントのスケジュールを事前に組むことはマスト[/su_highlight]と言えるでしょう。
会場はどこにあるの?
今回僕が行くことにしたイベント会場の場所は、Googleマップ(My Map)でまとめてみました。
Googleマップのリスト一覧では見る場合はこっちで。 https://goo.gl/maps/NW5YaBB2mCu
全会場はADEオフィシャルサイトやカンファレンス会場、INFO&TICKET CENTER等で手に入る紙のCITY MAPでも確認できますが、わかりやすいとは決して言えません笑
ここはGoogleマップの機能をフルで活用するのが一番ですね
日本のクラブは特定の地域(東京なら渋谷、六本木)に集中している感がありますが、[su_highlight]御覧のとおり日本よりも会場の数が圧倒的に多く、しかも結構離れています[/su_highlight]。だからこそ、やはり事前のプランニング・スケジューリングは重要ですね。
あとGoogleマップが肝ということは、スマホの充電と通信環境が左右することになります。 こちらの詳細もまた別記事で!
最後に
今回はざっくりと「ADEとは何ぞや?」というのをお届けしました!
僕の周りではADEはよく知られた存在ではありますが、そこそこクラブイベントやフェスティバルに通い詰めていたり、DJをやっている人でも結構知らない人がいるようなので、そんな人達もADEについて少しでもイメージできたり、興味を持ってくれたら嬉しいです。