かつては完全に男子校・男社会だったDJの世界ですが、すっかりプロ・アマ問わず、女性のDJの活躍が珍しくなくなりました。
女性のDJはフィメールDJと呼んでいましたが、最近はDJaneという言葉まであります。
ビジネスの世界でも、政治の世界でも、もちろんエンターテイメントの世界でも、女性の活躍は注目に値します。なぜなら、イノベーティブなまでに活性化を起こすからです。
今最も旬なDJaneをキャッチアップすることは、今のリアルなシーンに触れることを意味します。
そんなわけで、今回は2019年人気と実力と美貌を兼ね備えた、まさに今が旬・見逃し厳禁のおすすめDJaneを「私見たっぷりに」ピックアップしたいと思います。
もしあなたが、誰よりもダンスミュージックやクラブ、フェス好きを自称するならば、今回の記事も必見ですよ。
Amelie Lens
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言わずと知れたテクノクイーンこと、Amelie Lens(アメリー・レンズ)は誰もが真っ先に頭に浮かぶDJaneではないでしょうか。
180cmという長身で、ファッションモデルとしても活躍していたAmelieは、DJとしては2016年ぐらいは世界的にはほぼ無名でしたが、2017年ぐらいから急速に頭角を現しました。
現在はDJやトラックメーカーだけではなく、レーベル・オーナー(LENSKE)でもあり、イベント・オーガナイザー(EXHALE)でもあります。2019年の3月には来日プレイも行いましたね。
そして、来月にいよいよ来月に迫ったTomorrowlandのWeek1(7/19)のメインステージにも登場するようです。
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また世界で最も巨大で有名なテクノ・フェスであるAwakeningsの代表的なヘッドライナーとなりました。
それに加えて、2019年のADEでは『EXHALE WITH AMELIE LENS AWAKENINGS ADE ELEMENTENSTRAAT』が開催決定。
ADEのAWAKENINGSのホストといえば、Adam Beyer、Len Faki、Joris Voorn、Joseph Capriatiあたりが務めてきていますが、Amelieも彼らと同じポジションまで来たということでしょう。
まさにテクノ界の姉御という表現がぴったりで、これからの躍進にも期待ですね。
Charlotte de Witte
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Charlotte de Witte(シャーロット・デ・ウィット)は、まさにDJaneの中のDJane、その勢いは加速することはあれどとどまることを知りません。
Amelieと同じベルギー出身のテクノクイーンの代表格の一人で、Amelieとはちょっとしたライバルな関係でもありますね。
個人的には彼女のDJもトラックもそれほど好みではない&そんなに思い入れもないのですが、彼女のちょっと陰のあるキャラと妖艶な雰囲気と、ダークなサウンドが特徴のプレイは世界中が注目しており、最もブッキングの難しいDJの一人でしょう。
2018年はTomorrowlandのメインステージに出演も果たし、その他大勢のDJaneから突き抜けた存在となりました。
2018年の9月には初来日を果たしましたが、ちょうどUltra Japan(ウルトラ・ジャパン)の開催の最中のContact Tokyo出演で、超満員・酸欠状態にしましたね。
今年はUltra Japan(ウルトラ・ジャパン)のResistanceへのカムバックを期待したいところですね。
Peggy Gou
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DJaneというよりはアーティストという表現がピッタリ、それがPeggy Gou(ペギー・ゴウ)です。
韓国出身、現在はドイツ拠点で活躍するPeggyもまた2015年ぐらいまでは、全くの無名でした。
しかしRadio Slaveがオーナーを務める名門レーベルrekidsからデビュー&出世し、瞬く間にスターダムへのし上がりました。
2019年の春にリリースされたNu Discoの「Starry Night」はbeatportの総合トップにもなりましたね。
2018年はFuji Rock Festival 2018で来日し、2019年の5月にはEDC JAPANのNEON GARDENエリアのヘッドライナーを務め、そのアフターパーティにも登場しました。
なので、日本のオーディエンスにもよく知られた存在ではないでしょうか。
そして今年のTomorrowlandでは何と『ERIC PRYDZ PRESENTS HOLOSPHERE』ステージに登場したようです。
※Amelie Lens、Maya Jane Coles、Charlotte de Witteという、屈指の面々とも絡みがあったようですねw
これから多忙を極めること間違いなしでしょう。
Nora En Pure
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絶世の美女という表現がぴったりな、Nora En Pure(ノラ・エン・ピュア)ことDaniela Niederer。
南アフリカ出身、現在はスイスのチューリッヒを拠点に活動中で、美しさとセクシーさ、品性がトレードマーク。
時々こっちが恥ずかしくなるほど、過剰なまでにノリノリだったり客を煽っているDJaneがいますが、彼女はそれとは対極。
圧倒的な存在感と美しさ、キャラにとても合った南国感あふれるサウンドが魅力的ですね。
ジャンルはDeep Houseになりますが、アンダーグラウンドすぎず、どこなくキャッチーで明るい、かといってコマーシャルすぎない音でまとまっているのが特徴。
2019年3月のMiami Music Weekでは、自身のレーベルPurified Recordsのパーティもやっていました。
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Tomorrowland2019ではちょうど誕生日だったようで、ご両親を召喚したようでした(↓画像4枚目)
来日は2016年に東京と大阪でプレイ。今度は何かしらのフェスで再来日をしてくれることを待ちましょう。
ANNA
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ブラジル・サンパウロ出身で、現在はスペインのバルセロナを拠点に活躍するANNAも素晴らしいですね。個人的には今回挙げた中で一番アツい一人だと思っています。
ANNAの父はサンパウロでクラブを経営しているおり、14歳から現場でプレイしていたようですね。オール・バイナルのDJの動画を貼っておきます。
2018年に名門Kompaktからリリースした『Hidden Beauties』はMixmagの年間最高のトラックの1つとして選ばれ、4ヶ月間Beatportのテクノチャートでナンバーワンになりました。
日本では2015年の7月に渋谷Sound museum Visionに来日しており、その後代官山のAirかSakeys Tokyo(ともに閉店)でプレイしていたかと思いますが、その後は来日していないようです。
トラックメイキングとDJの両方に卓説したスキルが感じられるANNAの再来日を、Ultra Japan(ウルトラ・ジャパン)のResistanceあたりで期待したいところですね。
今回は取り上げられなかったけど、まだまだ多数います!
他にざっと思いつくだけでも、Chelina Manuhutu、La Fluer、Eli&Fur、Lauren Laneなど、才色兼備なDJaneは世界中にたくさんいますね。
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また別の機会に取り上げようかと思いますが、今回の記事をご覧になって興味のある方はぜひ調べてみてくださいね。
ぶっちゃけ日本のクラブシーンの将来は期待できないけれど、彼女たちの存在と活躍は世界のシーンはこれからも明るいと思わせてくれますね。
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