3月11日が来ると思い出すのが、東日本大震災。
我々日本人は命ある限り、絶対に忘れてはならない日です。
僕も例外ではなく、2011年3月11日の地獄絵図は二度と記憶から消えることはないでしょう。
あの世紀の大震災が起こった後、正解中のインターナショナルアーティストがイベントやプロダクトを通じて、チャリティを行なってくれました(彼らの素早い行動には敬意しかありません)。
プロダクトで代表的なのはSong for Japanでしょうか。
Song for Japanはコンピレーション・アルバムで、多くにメジャーなアーティストの名前が並び、ダンスミュージックに近しいところではLady Gaga、Beyonce、Rihanna、David Guettaなどの曲が収録され、収益は義援金に充てられました。
ここまで有名ではないものの、同じ時期にとても親日的で大物の、とあるTechno/HouseのDJ・Producerが、自らの出世するきっかけとなるアンセムトラックにMiyagiというサブタイトルを付けてリワーク、再び多くのフロアでプレイされることになったことを見逃してはいけません。
そのDJ・ProducerとはオランダのJoris Voorn、そのトラックとは Incident (Miyagi) 。
Joris Voornは90年代から活躍するベテラン。
ジャンルはTechnoベースながらもDeep、Tech、Progressive Houseを縦横無尽にクロスオーバーし、時にはオーバーグラウンドなサウンドも大々的に取り入れる、まさにワンアンドオンリーな存在。
人気と実力も安定的ながら、再びTechnoやHouseがダンスミュージックのメインストリームになってきたことも受け、再度評価は高まっています。実際、ヨーロッパ屈指のオランダ産TechnoフェスであるAwakeningsではフェスのカラーに対して異端ながらも、同フェスの象徴的ヘッドライナーと言っても過言ではないでしょう。
来日プレイの経験も長く、古くはWIREでWOMBでも度々プレイをしていました。2016年からは来日がないですが、そろそろ再び降臨してほしいところですね。
Incident (Miyagi)は、これからのダンスミュージックシーンでHouseの勢いがさらに増すにつれて、その輝きはさらに増していくことでしょう。
もしあなたが本当のダンスミュージック好きを自負する日本人なら、Joris VoornのIncident (Miyagi)は何らかの形で絶対に買っておくべきでしょう。
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