7月に入り梅雨の終わりが見えてきたら、S2O JAPANからUltra Japan(ウルトラジャパン)2019まで国内フェスシーズンが到来ですね。
しかし、今に始まったことではないですが、EDC JAPANやウルトラジャパンを始め、ラインナップの発表が他国で例を見ないほど遅いんですよね。
さて、実はその理由がわかったので、今回の記事ではなぜ日本のフェスのラインナップ発表が遅いのか、「私見たっぷりに」取り上げたいと思います。
まずはこちらの動画を御覧ください
Dj SantossVEVOさんがアップしていた動画を2つ、ピックアップします。
動画中の「誰を見に来た?」という、定形の質問の回答に注目しながら見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=4AAoBfm9Hxo
「誰を見に来たのか?」の回答からうかがえた事実
下記の通りですね。
- 回答に一瞬窮するケースも多い
- みんな(=お目当てDJなしというケース)とか言っちゃう人もあり
- 外タレDJの名前が2名以上の名前が出たケースはない
- 名前が挙がったのは超知名度の高いヘッドライナーの名前だけ
- サブステージ(テクノ、テックハウス)のDJの名前が出たケースはない
ちなみに、これに対して良い悪いがあるというわけではありません。単純にうかがえた事実です。
それぞれ軽く深掘りをしてみましょう。
1.回答に一瞬窮するケースも多い
回答に窮するのは、「選択肢が多すぎて迷った場合」と「選択肢が全くない場合」のどちらかでしょうが、動画のケースでは間違いなく後者でしょうね。
前者だったら、その時は頭に浮かばなくても後からマシンガンのように名前を上げるはずです。
また、「ベース系がやばい!」とか「ビッグルーム!」というふうに、EDMでも掘り下げたジャンルで回答するに至らないところも気になりますね。
2.みんな(=お目当てDJなしというケース)とか言っちゃう人もあり
「1.回答に一瞬窮するケースも多い」の「選択肢が全くない場合」に該当するケースです。
「みんな好き」という主張は何も好きではないというのと同じ意味ですよね。
3.外タレDJの名前が2名以上の名前が出たケースはない
「1.回答に一瞬窮するケースも多い」のところで書いたとおりです。
4.名前が挙がったのは超知名度の高いヘッドライナーの名前だけ
まあ取り上げているのがEDMのフェスだから別にいいんですけど、、、、グローバルのシーンとは人気が連動していないですね。
で、もって「どういうところが?」という質問をしてみたいところです。
5.サブステージ(テクノ、テックハウス)のDJの名前が出たケースはない
まあ取り上げているのがEDMのフェスで、動画の方針もあるかもなんで別にいいんですけど、、、、グローバルのシーンとは人気が連動していないですね。
2018年のご時世で、一人ぐらい「John DigweedとNicole Moudaberのバック・トゥ・バック! 」と答える人が目立たないあたりが、日本のシーンだなと思う次第です。
多くのオーディエンスにとって、出演DJは誰でもいい
反論もあるかもですが、結論このとおりだと思います。
だって、イベント当日になってもお目当てがいないor覚えていないほどですからね。
また一番有名なお目当てを挙げられても、全てのラインナップをチェックした上で、そのお目当てになったのか疑問ですし。
こう言うと「DJ名とかジャンルとかの話とか、頭でっかち。楽しければいいじゃん!」と言う人がいますが、「より深く知ろう」というのは、「愛情があるか」のバロメーターですよ。
たとえば、男女関係だったら相手のことを深く知りたいというのは、愛情ありきの欲求です。
しかし、日本のフェスで「多くのオーディエンスにとって、出演DJは誰でもいい」となってしまうのは、僕は仕方ないと思うのです。
なぜなら、ほとんどの人は「音楽を好きになる」教育がなされぬまま、大人になるからですね。「音楽に愛情を傾ける」という人は、存在としてはマイノリティです。
※詳細は以下の記事に記してありますが、ここが日本のシーンとダンスミュージック先進国のシーンとの間にある、超えられない壁です。
出演DJは誰でもいい=ラインアップ発表も遅くていい
「遅くてもいい」というのは、「優先度を下げてもいい」という意味にもなります。
僕のイベントを通じた知り合いのほとんどは、日本のフェスのラインアップ発表の遅さに不満に思っています。しかし、それは僕も含めてマイノリティの意見に過ぎません。
そんなことよりも、多数派の「会場がインスタ映えのか?」「お揃いコーデ用意しないと!」「普段のウップンを晴らすぜ!」というところのほうが、遥かに重要なんでしょうね。
グローバルのフェスのイデオロギーを日本のフェスに求めちゃダメ
ちょっとこの間まで、僕も間違っていた考えを持っていたのですが・・・
音楽に愛情を注ぐマイノリティなフェス好きは、日本のガラパゴスフェスや多くのオーディエンスに、「音好きの場であること」を求めるのは、やめたほうがいいということになります。
グローバルなフェスに近づくよう変革を起こしたいと思っても、オーディエンスのボトムレベル(教育が原因となっているところ)が違うので、無理ゲーです。
で、似て非なる日本のガラパゴスフェスに行きたくなったら、グローバルなフェスとは全く違うことを肝に銘じて行きましょう。
例えば、海外に行って日本食を食べたら「何だこれ?」って思うことってあるじゃないですか。それは本場と亜流の違いで、そうそう超えられるものではないですよね。フェスも同じでしょう。
というわけで、僕は基本日本のガラパゴスフェスに行くことは今後はなさそうです。
ただ、ブログのPVが稼げるので、今後も記事のネタにはしますけどねw
ULTRA JAPAN2019開催情報
Ultra Japan 2019は、9/14土と9/15日にお台場ULTRA PARK特設会場で開催です。
※正確な情報は以下の公式サイトにすべて掲載されているので、そちらでご確認ください。
フェスのチケット安く買いたい人は売買サイト
ウルトラジャパンやEDC JAPANなど、人気フェスのチケットを安く買いたい人は、売買サイトを使うという手もあります。
以下の記事でオススメサイトを紹介していますので、よかったら参考にどうぞ。
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